
これまたポルシェ911に乗っていたころ、911の記事読む為に購入した本です。やっぱり載ってましたよ、テーマ8.32が。「羊の皮を着た、羽つき狼」
ヒューンという低回転での金属的なサウンドは、四千回転を越すと、音の一粒一粒を真綿でくるみ込んだような木管楽器的な素晴らしい音に変わる。クォーでもない、ウォーでもない、ムォーでもない、しいていえばそれらの擬音に半濁音のマルをつけたような快音。単なる機械でしかないエンジンの作動音を、よくもこういう音質にできるものだとつくづく思う。という風にべた褒めです。
フェラーリエンジンを積んだ世界唯一の4ドアセダン、ランチア・テーマ8.32
2 件のコメント:
その本は持っていませんが、その文章は下野康史さんですね!NAVIで同様の表現をしていましたから。
別の雑誌では、「眼下のワインディングロードを全開で飛ばす308GTBの咆吼を、山頂でかすかに聞くような音。悦びを必死でこらえているような音。当然のことながら、ボリウムそのものは308よりずっと低く、高周波の金属音もあらかた遮音材によって消されている。だが、そうしてあとに残ったテノールのサウンドは308より素晴らしい。・・・」云々。
週刊朝日の連載「新車試乗記」だそうです。
その雑誌のもいい事、書いてますね。
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